より高精度で繊細な成形を可能にさせるべく、次世代成形機の研究開発を手掛けています。
研究開発用の実験棟を建設し、スマートフォン用カバーガラス、集光型太陽光発電用フレネルレンズ及びホモジナイザー、薄板成形、ヘッドアップディスプレイの成形機開発等、日々技術の向上に取り組んでおります。
各種装置を使っての実験も承っておりますので、ご遠慮なくお申し付け下さい。 お問い合せ
スマートフォンに代表される情報端末は、眼鏡タイプ、腕時計タイプなどウェアラブルスタイルとなり、またスマートフォン本体も曲面化が採用され始めています。これらウェアラブル情報端末に必須なのが、曲面化したカバーガラス(製品の再表面にセットされる薄いガラス)です。
武内製作所では、薄板ガラスの曲面成型機を開発するにあたり、コスト及び品質の点から見て総合的に優位な非等温成型の新リヒートプレス法を採用するも、更さらグレードアップを目指すべく、新たに付加させる特殊技術の開発に取り組んできました。
その結果、ガラスの選択的加熱が可能となり、同時に金型への熱負荷も軽減され、従来のリヒートプレス法では成し得なかった低コストと高品質を両立させる事に成功いたしました。
高品位な鏡面を有するガラス製品一般に適用可能なことから、スマートフォンだけでなく、車載用大型ディスプレイやヘッドアップディスプレイに使用されるガラスミラー等の成型にも対応可能です。また、弊社の実験機はお客様の目的に応じて少量のサンプル試作から量産機としても幅広く使えます。
近年、映像・情報通信・ナノテクノロジー・医療・バイオなどの最先端分野において、高精度光学ガラス素子のマーケットが拡大。
ガラス製品は高精度で、強度・耐熱性・耐光性に優れニーズの高い製品ですが、反面コストが高く、生産量が低いため量産化が困難でした。
今回、ガラスプレス成形に長年携わってきた私たちが、その技術力を結集し「VP-2005」を開発・製造。プレス成形を4ステージの分業制にし、大量生産を可能にしました。
真空中のプレス成形、及び、金型酸化防止の窒素雰囲気の採用で、高品質・高精度な製品製造へと進化。また、ヒーター加熱方式による短時間昇温で効率性も追求。
生産効率の大幅アップ、高品質・高精度な製品の安定供給が可能な画期的な成形装置です。
(理化学研究所と連携)
更なる精密ガラス光学素子成形において、成形品の精度保証上重要である成形条件として目標温度で残留応力を除去するアニール温度曲線管理(パス・スケジュール)と、それと連動するリアルタイムでの酸素濃度の制御装置を搭載した高精度成形装置です。
※別途開発中のシミュレーションソフトを併用すれば更なる歩留りアップが見込まれます。
ガラス材料において以下のような試験が出来ます。
是非、新硝材開発にお役立て下さい。
電気炉と併用してリヒート成形実験を行っております。