武内製作所のトピックス
武内製作所のトピックス

「ひょうご経済戦略」に掲載されました。

2010年 11月 01日

「ひょうご経済戦略」に掲載されました。



設計から製造までガラス製品の成形機をフルオーダーメイドで

 ※一部抜粋

コップや皿などの食器に加え、化粧品用容器や花瓶など、日常生活の中で使われるガラス製品 は数多い。武内製作所は、さまざまな形、用途を持つガラス製品の成形機を製造している専業メ ーカー。フルオーダーメードによって顧客専用機を製造する一方で、より高精度で繊細な成形を 可能にする機械の開発も手掛ける。
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リヒートプレス方式より、さらに高精度な成形 を可能にするのがモールドプレス方式だ。非球面 レンズなどの成形に有効で、真空状態の中で金型 とガラスを一緒に加熱してからプレスする。プレ スする際にガラスと金型の間に空気のたまりがあ るとガラスの転写がうまくいかず、金型通りにガ ラスが成形できないからだ。  「光ファイバーの電子部品やデジタルカメラの レンズ、携帯電話のカメラレンズなど、モールド プレスが必要なガラス部品は数多くあります。し かし、コストが高く量産化が難しいのです。これ らをより高精度に効率良く製造できる機械が、こ れからは必要になってきます」  そこで、顧客からの注文に応える一方で、量産 型のモールドプレス方式成形機の開発に力を注い できた。その結果、2005 年にはプレス成形を 4 ス テージの分業制にして大量生産を可能にする「VP -2005」が完成。コストパフォーマンスにも優れ、 高品質なガラス製品が安価で供給できる。この技 術を進化させるための研究「光学ガラス素子成形 の信頼性保証技術高度化及び金型製造技術革新」 は、06 年に経済産業省から「戦略的基盤技術高 度化支援事業」の採択を受けた。昨年には、研究 の成果として新モデル「MVP-2010」が完成。今後、 本格的に国内外の市場に営業していくという。
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「基本の成形機製造と新たなマシンの開発は、 いわばわが社の両輪。どちらが欠けても成り立ち ません。さらに新たな事業も加えて三輪体制を目 指しています。お客さまを満足させる丁寧な仕事 を続けながら、武内の技術力を表すものを開発し ていきたいと思います」

ホモジナイザー
フレネルレンズ

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