日刊工業新聞に掲載されました。

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ガラス成形機、スマホ用試作

　武内製作所は食器や瓶などガラス製品の成形機を手がける国内唯一の専業メーカー。プレス機から材料供給装置、切断機、周辺設備までフルオーダーメードで設計、製作できるのが強み。大手ガラスメーカー各社との取引で実績を積み、2012年1月に60周年を迎えた。
　近年は耐熱硝子食器など高機能品向けで海外への納入時例が増加している。「年によってバラつきはあるが、11年12月期は売上高の半分を海外が占めた」（武内保憲社長）という。
　現在は板ガラスを高精度に立体成形する機械を開発中で、13年3月までの試作機完成を目指している。用途はスマートフォン（多機能携帯電話）のカバーガラスなどを想定。意匠性を高め、小型・薄型化に貢献する。武内社長は「世界に先駆けて市場投入できれば大きな需要が見込める」と期待を寄せている。