帝国ニュース「ビジネスランチャー」に掲載されました。
※一部抜粋
当社ガラス成形機で主力となる製法がダイレクトプレス方式(溶融ガラスを軟化状態にあるうちに金型に投入してプレスする)で、コスト的にも量産に優れており、現在でも売上高の90~95%を占めている。一方で2000年以降、工業用品向けとしてデジタルカメラや携帯電話のカメラレンズに使用されるガラス成形機械の引き合い増加に伴い、ダイレクトプレス方式に比べ変形が少なく、より高精度な成形を可能とするリヒートプレス方式(再加熱で軟化した板ガラスを金型にのせてプレスする)、さらに精度を高めたモールドプレス方式(真空状態のなかで金型とガラスを一緒に加熱してプレスする)を平行して研究開発した。こうした歩みが評価され、2004年に「阪神モノづくりリーディングカンパニー100」認定、2006年には経済産業省より「戦略的基盤技術高度化支援事業」の採択を受けるなど、研究開発型企業としての地位を確立。
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今後さらにガラス成形品の新たな用途として、より小型、薄型化、高精度、意匠性等が要求されるスマートフォンディスプレイ用カバーガラスや太陽光発電のガラス部材、ヘッドアップディスプレイなど車載機器関連の需要増が期待されており、それに合わせた成形機械を開発中である。従来からのダイレクトプレス方式機械を収益の柱としつつ、実験研究棟も備え開発型事業を展開しているなか、次なる段階への飛躍が期待される。